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上手い親戚付き合いのコツ |
冠婚葬祭という人生の4大儀礼の中で、もっとも頭を痛めるのは贈答についてです。つまり、物を贈ることとそのお返しをすることでしょう。特に親戚付き合いを上手に続けていくには、風習に反して失礼とならず、かつ気配りの行き届いた振る舞いが必要です。
そこで贈答についての作法や風習が色々ある中で、特に誤解が多いもの、気を付けたいものを上げてみます。
●贈り物の表書きの言葉は、「お中元」「お歳暮」「お見舞い」新年の「お年始」「お年賀」などは使い慣れているでしょうが、気を付けたいのは謝礼の時です。「御礼」「薄謝」のほかに「寸志」が良く使われていますが、これは目下への言葉で、親戚の中でも年長者や目上の人に使うと失礼になります。
●お祝いやお悔やみを貰って、そのお礼をするのがお返しですが、お返しの目安は、お祝い事の場合、目下の人には全返し、目上・同格の人には半返しとします。お悔やみごとに関しては、すべて半返しか3分の1返しです。
また、品物を送ってすぐにお返しが届いたのでは、返礼を強要したような感じがするので、お返しの時期は最低10日は空けましょう。
●出産・七五三・受賞・銀婚式・金婚式・新築・病気全快などの場合は内祝いをしますが、内祝いはお返しと違って、お祝いを貰っていなくても配るものです。・・と言うのは、内祝いは自分の祝いを他人にも分けるといった意味があるからです。これを心がけて配る先を決めましょう。
●親戚の誰かが亡くなったと聞いた時、意外と戸惑うのが香典のことです。特に香典にいくら包んだら良いかというのは、頭の痛い問題ですが、金額は分相応に周囲とのバランスを考えて決めます。
目安としては、特に近い親近者を除いて、給料の5%くらいが妥当でしょう。10万円の月収の人なら5千円ということになります。
●香典をいつ差し出したら良いかについては、特に決まりはありません。とりあえず訪れた弔問の時に喪主に直接渡しても構いませんし、お通夜の霊前に供えるか、告別式の日に受付に渡すのも良いでしょう。
●香典の額が少ないのに、香典袋だけ立派にするのは関心しません。
分相応なものを選ぶことでしょう。また、表書きを書くのはお祝いごとの場合です。おくやみごとは、薄墨を使うのが本来の作法ですから、あまり大きく黒々と書くのはやめましょう。「御香典」は仏式だけに使い、「御霊前」は各宗教共通に使えます。
●もしも、親戚の中でお祝いごとと、おくやみが重なった場合は、必ずおくやみごとを優先するのが原則です。
出産祝いを贈ろうとしていた矢先、その家の誰かが亡くなれば、お祝いは避けます。
●親戚関係の中でもごく親しい間柄であれば、故人の形見分けを貰うことがあります。仏式では三十五日か四十九日、神式なら五十日祭の頃行われますが、形見分けは貰って、お返ししないのが礼儀です。
●親戚の中で、通常緊密な付き合いをする目安は、夫婦それぞれの兄弟姉妹くらいまでが一般的なようです。ただし、兄弟姉妹でも一生反目し合うような関係も多いようですから、「遠い親戚よりも近くの他人」のことわざもあるように、信頼できる人、良く気の合う人とは血の薄さにとらわれず、緊密に付き合っておくことです。
●近い親戚は遠慮がないだけに、1歩間違ったら憎悪も人一倍強いものです。特に妻は夫の、夫は妻の身内の誰かが、愚痴や悪口を言ったとしても、うかつに乗ってはいけません。関係を平和に保つのは、中立を心掛けることです。
●昔から、実の親子の間でも、お金の貸し借りはトラブルの元といわれています。貸し借りしないに越したことはありませんが、やむを得ない時は、必ず借用書を取り交わすのが無難です。
●親戚に頼みごとをする時は、「当然、良くしてくれるのは当たり前」と考えずに、他人よりも礼を尽くすつもりになることです。「親戚だから」という甘えは不仲を作りやすい根源です。